保証人の必要性
今回、手術にあたり保証人を求められました
手術中に緊急事態に備えて待機しておくというものです
田舎なので必要だったのかもしれませんが
これからのおひとりさま時代に逆行するような印象を持ちました
「すぐに手術を」と言いながら、
空いている手術日に家族が付き添えないとなると、家族の予定が優先されました
だいたいおひとりさまの家族などいろんな人生があり、
保証人自体を頼みにくいことだってあると思うのです
そう簡単に連絡がつく人のほうが少ないのでは
いたとしても仕事をしている場合、すぐすぐ休めるわけもありません
がん支援相談センターのケースワーカーさんに聞いたとところ
都会の方のおひとりさまは「何とかなっている」そうです
コロナ禍以前、自宅にいながらZoom会議などは
考えもできませんでした
これまでの家族感とは違い、おひとりさま率が高くなっていく今後
地域格差なく「どうにかなってほしい」と思います
アドバンスケアプランニング (ACP)
人生会議とも言いますが、
自分の病気の終末をどう迎えたいのかと記載しておき
自分で判断できなくなった時、
それに書いたように家族や医療者が従い、本人の希望に添うといったものです
何回でも書き換え可能なんですよ
病気でも普通に生活が送れるときと、痛みでつらいときと
考えは変わると思うんです
これに法的な拘束はなかったと思うのですが
いよいよ最期といった時に、本人の希望が書いてあったのものがあれば
家族が揉める必要は少なくなります
その人がいなくなったあとにも
大事な人の命に関することを
自分が決めなければならなかった重さも背負わなくてすみます
本人の意志がはっきり分かるからです
早速、わたしも記載しました
日常の先に終わりはある
今回、自分の病気になり、終末に関して本気で考えました
やっぱり人生の終わりを考えるのは怖かったです
しかし、もう若くもなく
手術中どうにかなったとしても、
自分で「こうしたいと」一筆書いて「訴えません」としたら
術中の家族の待機も必要なくなるかもしれません
そうすれば、病院側も訴訟を恐れることはなくなるのではないかと思いました
問題はそんなに簡単なことではないのかもしれません
まずはできることから、自宅に戻ってから
免許証の裏に「気管挿管などの延命は拒否します」と記載しました
なかなか難しい問題です
銀行さえも
生前、お姑さんが銀行に行って「自分のお金も自由にできないなんて!」と
怒って帰ってくることがありました
周囲の人が「詐欺」を心配してお声がけしてくださったようなのです
それに増して銀行の方も「家族のかたは?」と
ご親切に配慮もありました
当時確かに後期高齢者でした
が、頭はかなりしっかりしていて
わたしがそんなことを言おうものなら
「まつむし!!」と正座してご指導を受けること間違いなしです(笑)
確かに高齢者を狙った詐欺は年々巧妙に増加しています
おひとりさま高齢者予備軍として、どうしたらいいんだろう
仕事が定年になれば、人と関わることはますます少なくなり
自分だけの世界になってしまう
わたしだけは「騙されない」とは言えないと思います
あちらも騙すプロなので、きっと弱点をついてくるからですね
ただ、自分の預金にいろいろ言われるのは
お姑さん同様いい気はしませんよね
やっぱり、人に相談することでしょうね
- できれば若い世代の人にお尋ねする
- 消費者生活センターに相談する
- 知らない電話にはでない(「電話帳ナビ」で一回検索)←便利ですよ
- クレジットの明細は必ずチェック
- メールからでなく必ずPCのホームページから入出金をする
心配しなくてもそんなに資産はないけれど、いやないから困るんですね
いくつになってもできれば自分のことは自分で決めたい
年齢を聡く重ねるというのが目下の目標です
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