手術と10日間の入院生活
産婦人科の看護師さんの特徴
先日、手術と入院生活を終え退院しました
産婦人科なので、産科には赤ちゃんもいました
目の前を保育器に入った赤ちゃんが通り、とてもかわいらしい
心の中で、幸多かれとエールをおくります
今回強く思ったのは、産婦人科の看護師さんは「宝塚の娘役」のイメージですね
女性に好かれる女性とでもいうのでしょうか
わたしの担当の方も初対面で思わず「好き」って言いたくなるような好感度抜群の人でした
産婦人科は色々なことがありますので、そういう人を集めているのではないかと思うほどでした
↑こんなイメージ
悪性か良性か
手術当日
朝6時、術衣に着替えます
子どもが眠そうにやってきて(術中の急変に家族の同意がいるため)
「何か言い残す事は」と言うので、銀行、証券会社のパスワードをこっそり耳打ちする
執刀医から「悪性を想定すると、6〜7時間かかります」と説明がありました
子供が「もし、良性なら?」と不意に質問すると、
しばらく間をおいて「3〜4時間くらいでしょうね」と返答
8時にトボトボと手術室に向かう
わたしの手術場は一番奥にあり、
無機質なつくりや、機材をみながら、まるで工場だななんて思う
そこに麻酔科の先生が登場
今回は穏やかそうな年配の男性の先生でした
わたしの口元に覆うものを当てます
「ドラマではこれを当てた瞬間眠るけど、それはないよー」と笑って言います
でもその後は覚えていない、ということはドラマ通り?なのかな
病室に戻ったのは12時でした
ベッドサイドで医師の説明があったようだけど眠くて覚えていないんです
あとから聞くと術中迅速病理で良性(仮)だったそう
でも、卵巣は判断が難しいらしく、正式な病理は1ヶ月後にわかるそうです
子供は悪性だと思って、チキン南蛮を食べていた時
PHSで呼ばれて、慌てて戻ってきたので、「歯磨きする時間がなかった」と笑う
痛みをコントロールする硬膜外麻酔が効いていてトロトロする
みなさんに「ありがとう」といい、
子供には、「迷惑をかけてごめんね」と伝えてまた眠ってしまいました
術後2日目
噂に聞く鬼の歩行訓練は、おねむ状態のため中止になりました
みかねた主治医が麻酔の量を少なく調整してくれました
身体があつくて「38℃ありますね」と看護師さんの声
お腹を切ったんだから、そりゃ熱もでるよね
意識が朦朧とする中、熱いタオルで手早く拭いてくれました
術後3日目
覚醒時間も増えて、ご飯が食べられるようになりました
熱も37℃に下がってスッキリしたら
「歩きましょうか」とにっこり看護師さんの声
「本当に?」と内心驚きながらも、
「昨日体を拭いてもらってお世話になったし」と断れず
点滴代を持ち廊下を往復します
鏡でみるとおばあちゃんのようです
痛みというよりは、傷ができた怖さで前傾姿勢になってしまいます
へっぴり腰だけど、歩けたので
1日遅れで点滴、硬膜外麻酔、バルーンがはずれる
頭がスッキリしたので、上司と同僚にLINEで現状を報告しました
入院4日目
(入院食、温かい食事を配膳してくれることにちょっと泣ける)
朝体重を測り、プラス3.5キロに驚愕!
点滴で、体液バランスが崩れているんだろうか?
いや、運動が足りてないと自覚
毎日体重を測る様に看護師さんにいわれ、うう、拷問
歩くのは可能になりました
テクテク歩いて売店を1周し、階段も2階くらいなら楽勝
傷口に保護テープを貼ってシャワー許可となります
傷跡をみるのは怖かったけど、臍から下15センチくらい切られてありました
シャワーは1人でできたし、気分もスッキリ
術後5日目から8日目
(腹帯は初めは面倒だったけど、今はこれがないと怖くて生きていけない)
診察と採血し、傷跡もキレイだといわれて、退院日も決まり嬉しい
上司に退院が決まったことを報告する
個室だと週に1回料金上乗せで特別食が頂けると師長さんのおすすめの来訪
贅沢だなと初めは断ったけれど
子どもが「面白そう」「だって一生に一回だよ」(そう願いたい)というので頼んでみました
入院9日目
浮腫んだ体重がようやく元に戻って一安心
昼食は頼んでいた特別食!豪華!いいんだろうか、いや、もう頼んだんだよ
スイーツ付きでこれまた入院中は、自己スイーツ禁止令を出していたので
甘さが脳に幸せを運ぶ、子供よ、ありがとう
わたしはいつも自分に厳しくしてしまって、楽しむことを忘れてしまうんだよね
入院10日目
最終日、先生と看護師さんにご挨拶
外を見ると虹!なんだか得した気分です
スーツケースは院内のセブンからクロネコにお願いしました(約2,000円)
今度来る時は、「良性(仮)の(仮)がとれるといいなあ」と祈る気持ちで大学病院を後にする
お会計
入院費、個室代、手術必要物品、退院時処方などもろもろ含め
- 計218,000円
生命保険でおりた金額とほぼ一緒でプラスマイナスゼロでした
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