未亡人の資産運用

資産運用 ひとりの工夫

夫の生命保険をどうする

銀行からの電話

セールスマン

生命保険がおりました

それから、頻繁に銀行や生命保険会社から電話がかかるようになりました

「いつでも奥様のご相談にのりますよ」

「お金を倍に増やせる商品もご準備しております」

突然インターホンが鳴り、そっとのぞくと

ベテランの風格の2人が満面の笑みで立っていたこともありました

お金の知識がない

わたしの育った環境はあまり裕福ではありませんでした

両親は真面目な人でしたが、投資や株は無縁、

毎日が節約生活、貯金は郵便貯金のみ

高度成長期の日本でしたから、貯蓄だけでも良かった時代でもありますね

自分で勉強し、選び、責任をとる

初心者

金融ブロガーさんに相談する

銀行や生命保険の営業の方の満面の笑みに、

「これは話を聞いたらいけないな」と本能がささやきます

PCで「資産運用」と検索してみます

証券口座も持っていないわたしは、よくわかりません

次はFIREを達成した(とされる)人気ブロガーさんの記事を読み漁りました

その中で「お問い合わせ可能」とあるブロガーさんに、

わたしの今の状況と資産、収入を記入し

「おすすめ金融商品を教えて下さい」とメールしました

ブロガーさんからはちゃんと返信がありました

おすすめ商品とオンラインサロンの勧誘がありました

そして、みなさんに公開される形で、わたしのすべての金融資産が公開されました

コメント欄には

「俺と再婚しようよ」など書いてありました(ありがとうございます)

あー、そりゃあ、夫を亡くした無知なわたしは、

ブロガーさんにとってPVが稼げる格好のネタなんだな

金融の優良な情報がタダなわけがないですよね

だったらみんな働かなくていいわけです

(ちなみにブロガーさんが紹介してくださったのは、投資信託でちゃんとしたものでした)

甘かった自分

自分の大事なお金を人任せにするなんて

バカだったと大いに反省しました

お金のことをちゃんと勉強しようと、本屋に行きました

ちょうどNISA(旧NISA)が始まることもあり

金融の本を10冊買って全部読みました

その中で読みやすかったのは 山崎 元さんのほったらかし投資術です

投資の一歩を踏み出すきっかけをくれた本となりました

(先生のご逝去に際し心からお悔やみ申し上げます)

またその頃、地味なYouTubeを聴いていました

のちに日本で最大のお金のコミュニティとなるリベラルアーツ大学です

(大変恐縮ですが、当時はマインドマップの地味な学長さんで、こんな有名になるとは、まったく想像できませんでした)

積立NISAをやってみる

株のチャート

勉強の結果、積立NISA(旧NISA)をやってみることにしました

まずは証券口座を開設するところから始まります

当時は自分のパソコンも持っておらず、

夫の古いパソコンをなんとか使えるようにしました

初めに選んだ投資信託は楽天VTIです(今はちょっと手数料がお高めでおすすめはしませんが)

ちょうどその頃コロナショックもあり、VYMも購入しました

あれから数年、時期が良かったとこもあり

楽天VTIは2倍の含み益となり(2025年9月現在)

VYMの配当金は毎月の美容院代くらいにはなりました

これからのわたしにそんなに大金っている?

  • 子どもに取っておくお金   (大学卒業まで350万位)
  • 家の修繕費に取っておくお金 (水回りの改修に300万位)

他に大きなお金っている?

車は、今の車を乗り潰せばもう買うことはないでしょう

全資産のうち

  • アメリカ生債権(金利が4%ちょっと)
  • 楽天VTI・オールカントリー・VYM
  • 現金

それぞれ3分の1ずつくらいに分けています

あとはほったらかしです

収入の範囲内で暮らしていく、

そう心がければもう、証券口座を何度も開くこともなくなりました

そうすると、銀行や生命保険会社からの連絡もなくなっていきました

当時、営業の電話が怖かったのは、

  • 金融に関して無知だったことと、
  • 自分の将来にいくら必要か、具体的に計算していなかった

本当に丸腰状態です

相手はプロですから、わたしの無知と不安を見透かしていたんですね

あとは航路をただ守るのみです

コメント