家にこもっても
生きてると、人と関わるのがつらい時期ってありますよね
今はNetflixやYoutubeのライブ配信など、わざわざ映画館に行く手間やお金をかけずとも
お楽しみは家で満喫できる時代となりました
音楽もサブスクでお手軽に家で楽しむことができますし、
ゲームや配信は、家にWi-Fiさえ繋がっていればいい
Uber EatsやAmazonも好きなものをクレジットカードで決済し、
しかも置き配にすれば、ほぼ人に会う必要はありません
ただ、ひとりで家に籠もっていると、誰からも何も言われないけれど、
スマホを片手に、ついでにインスタなんか見て他人と比べがちじゃないですか
人に関わりたくなくて家に籠っているのに、結局人と比べてしまっている
しかも同じ場所にいるとずっと同じことをぐるぐる考えて
一日が終わってしまったことはないですか?
こっそりと決めていること
一時期クリスマスやお正月に外に出るのは、
なんだか、よりひとりを感じてしまって、家に籠っていた頃がありました
ここ数年、わたしには1月1日にすることがあります
親戚の年始の挨拶、神社へ初詣はサッと済ませて、こっそり映画を観に行くことです
だいたい映画館は毎月1日はお安く観ることができます
元旦なんて毎年映画館はガラガラで、人目を気にする必要もありません
(今考えれば、人もわたしのことなど、気にしてないんですけどね)
コロナの時期思いつき、感染対策などの観点からもいいよねと
特別な予定もないので、それからの恒例行事となりました
まあ元日からひとりで映画館に行く人は、変人だと思われるので、周囲には秘密です
今年の年始に観た映画は「PERFECT DAYS」でした
ヴィム・ヴェンダース監督で、しかも「役所広司がカンヌ映画祭で主演男優賞を獲得した」
くらいの知識で観に行きましたが、わたしがこれまで観た映画の中で、BEST2でしょうか
(BEST 1はいずれお話します)
2025年は何を観ようかな
映画が好き
映画の、あの大きな画面、もうすぐ始まる時の暗転、ワクワクする感じがたまらなく大好きです
「PERFECT DAYS」はあまりに素晴らしく、2週間後にもう一度観に行きました
役所広司が主演ってだけで品質保証つきみたいなものですね
帰宅してなお、映画のことを考え、しばらく「人の在り方とは」と考えてしまいました
ネタバレになってしまうので内容は書けませんが
映画の中にスナックのママさん役で、日本の宝 石川さゆりさんが出てきて歌う場面があるんですけど、これもまた圧巻です
以前福岡で「レキシ」のコンサートに行った時、ゲストが邪馬たいこ(石川さゆり)さんで
祝い目出度をアカペラで歌ったんですけどこれも凄かったです
この1曲でお金を払う価値はあるなと思ったものです(池ちゃんもよかったよ)
社会的な破綻を避ける
ひとところにいると刺激が少なすぎて、考えが停滞してしまうことがあります
どんなにきれいな空気や水も、同じ場所にあると淀みますよね
それと一緒です
外に出れば嫌なこともあるかもしれないけれど
嫌なことは5年、10年経てばいずれ笑い話にできるし、いえ笑い話にしようと思って生活するんです
強制的に人に会うことで世界が広がることもありますよね
わたしが仕事をしているのは、生活のためです(お金は大切です)が
それ以外にも、もう一つ大切なことがあります
ひとり、誰とも会わずに家の中に籠ってしまっていては、
他人の意見が耳に入らなくなり、考え方の柔軟性を失ってしまう
それはある意味「孤立」で社会的な破綻というのではないかと思うからです
少しづつ元気になった人から、外に出ていくようになるような気がします
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