さみしいときに思い出すこと

黄色 思うこと

ひとりぼっちを感じる時

宇宙飛行士

イギリスでは

孤独問題担当国務大臣が任命され、

話題になりましたね

なぜならひとりぼっちは寿命を縮めるから

夕方涼しくなってお散歩していると、

街に灯りがぽつぽつとつきはじめます

「みんな家族で温かいお鍋なんか

つついてるんだろうなあ」と想像する

そして我が身と比べると

真っ暗な宇宙に

ポイッとひとり放り出されたような

さみしさを覚えたことはないですか

(宇宙にポイッと放り出されても
希望を失わない人もいます↓)

オデッセイ リドリー・スコット監督

勝手に想像しているだけかも

ランプ

わたしが見ているその灯りは、

本当に温かいものなのでしょうか?

もしかしたら、あの窓の灯りは

新卒の青年が、理不尽なクレームに対応し

やっと家路につき、つけた灯りかもしれません

ある人は、配偶者はいるけれど

自分以外に大切な人がいて何年も帰ってこない

仕事をなんとか終わらせ、灯りをつける

なにもする気も起きず、ただベッドに倒れ込む

そんな人もいるからです

見えなくなってもつながっている

父の日

そう思ってあらためて街の灯りをみると、

いろいろあっても、

なんとか無事に1日を終わろうとしている

けなげな灯りに見えてきます

夫婦で、心のつながりがある人はラッキー

反対に、ひとりで暮らしていても

例え離れていても

大切と思える家族や友人がいる人もラッキー

それは、ひとりぼっちとはいわない

離れた家族の中にはもちろん

輝くような時間を共にした、

もう会えない人も含まれています

叶えられなかった未来を想像しても

人

大切な人が生きていてくれるに

こしたことはありません

夫はこの世で一番尊敬する人でした

スーパーで見かける老夫婦、

あんな風になってみたかった

ん?本当にそうかな?

その頃も同じ良好な関係でいられたかな?

お互い年を重ねて、自分の病気で精一杯、

お互いを見ながら途方にくれるなんてことも

今は良い関係でもずっとその状況が

続くとは限らないのですから

あの時、夫の悲しみに寄り添った結果は

悲しいものだったけれど

なんとか受け入れて、今のわたしがいます

夫がくれたプレゼント

あの時、「配偶者を亡くす」という、

人生で一番恐れていたことに対し

なんとか回避したくて、

最善の方法を選び、最大の努力をしました

結果はわたしが望むものではありませんでした

目の前のご夫婦連れを見て、

「どうか大切な時間が長く続いてほしい」と

思えるのは、

悲しいお別れにむけて

ふたりで精いっぱいのことを経験したからです

ワイン

大事な人が見えなくなってしまっても

その人と一緒に過ごしたたくさんの思い出が

消えるわけではなくて

古酒のように熟成してしていきます

そして、さみしさを癒やしてくれるものになっていき

香りよく、手足すみずみまで酔わせてくれるように

なっていきます

それも夫がくれたプレゼントだと思っています

 

 

 

コメント