夫亡き後、ひとりぼっちを感じるときは

懐中時計 思うこと

孤独はいけないもの?

movie

宇宙兄弟

odyssey

宇宙兄弟 小山宙哉先生による日本の漫画 わたしのバイブルでもあります

odyssey   リドリー・スコット監督  マット・デイモン主演  2015年公開映画   これまた大好き

 

イギリスでは孤独問題担当国務大臣が任命され、話題になりましたね

なぜなら孤独は寿命を縮めるから

夕方涼しくなってお散歩していると、街が静かに闇に包まれていき、

灯りがぽつぽつとつきはじめ、

「あーあ、みんな家族であったかーいお鍋なんかつついてるんだろうなあ」と勝手に思う

そして我が身と比べ、

真っ暗な宇宙にポイッとひとり放り出されたような感覚を覚えたことはないですか

(宇宙にポイッと放り出されても希望を失わない人もいます↑)

すべては思い込み

夜景

わたしやあながた見ているその灯りは、本当に温かいものなのでしょうか?

もしかしたら、あの窓の灯りは

新卒の青年が、理不尽なクレームになんとか対応し

やっと家路につき、つけた灯りかもしれません

あちらの灯りは、大切な人を病院に残して、主治医から今後の厳しい判断を求められ、

絶望の中、つけた灯りかもしれません

ある友人は配偶者はいるけれど、自分以外に大切な人がいてもう何年も帰ってこない

今日をなんとか終わらせ、灯りをつける

なにもする気も起きず、ただベッドに倒れ込む

そんな人もいるかもです

 

そう思ってあらためて街の灯りをみると、

いろいろあっても、なんとか無事に1日を終わろうとしているけなげな灯りに見えてきます

みなさんの今日もおつかれさまです

夫婦で、心のつながりがある人はラッキー

反対に、ひとりで暮らしていても、例え離れていても、

大切と思える家族や友人がいる人もラッキー、それは孤独とはいわない

離れた家族の中にはもちろん、輝くような時間を共にした、もう会えない人も含まれています

変わらないものなどない

そりゃあ、大切な人が生きていてくれるにこしたことはありません

夫はこの世で一番尊敬する人でした

スーパーで見かける老夫婦、あんな風になってみたかった

ん?本当にそうですか?

その頃も同じ良好な関係でいられるでしょうか?

お互いの異性問題で崩れた関係になっていたかも、なくはないですよ

お互い年を重ねて、どちらも自分の病気で精一杯、

お互いを見ながら途方にくれるなんてことも

今は良い関係でも、その状況が変わらないなんてありえないわけですから

悲しみのあとのプレゼント

あの時、配偶者を亡くすという、人生で一番恐れていたことに対して、

なんとか回避したくて、最善の方法を選び、最大の努力をしました

結果はわたしが望むものではありませんでした

目の前のご夫婦連れを見て、「どうか大切な時間が長くといいですね」と

心から思える自分は、悲しいお別れにむけて精いっぱいのことを経験したからこそで、

それも夫がくれたプレゼントだと思っています

大事な人は見えなくなってしまってもなお、古酒のようにわたしの中で熟成して香りよく

手足すみずみまで酔わせてくれるようなそんな存在になっています

 

 

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