アイノカタチ

風船 ひとりの工夫

義弟の再婚に思う

指輪

姑が亡くなり、しばらくして義弟が再婚しました

赤ちゃんづれで新しい家族を紹介されました

それは突然だったので驚きましたが、久しぶりのお祝いごとです

しかし、なにかが引っかかる

「おめでたいことなのになんでだろう?」としばらく考えると、

結論、義弟にとって「わたしと夫が過去のことになる」からかなと思いました

まあ、身勝手な理由です

新しいお嫁さんには、守ってくれる夫と、希望のかたまりの赤ちゃん

それを、かつてのわたしに重ねて、

羨ましくもあったのかもしれません

自分は過去を大事にしながら、ひとり今日を生きている

なんだか冴えないけれども

まあ、それもわたしですし、許してもらいたいと思っています

未亡人の社会的な立場

スカビオサ

ひとり暮しも6年が経つと「あれ、結婚してたかな?」なんて思うときがあります

ひとりで居ることにはなれたけれど、寂しさには慣れませんね

時々、男性社会の理不尽さに「は?」と思うこともありますけど

戦後80年、戦争未亡人の方々のご苦労を思うと、

社会でのちょっとの肩身の狭さは、自分の気持ち次第でなんとかなります

いろんな生き方があっていい時代

人

人との暮らし方も寛容になりました

今はひとりで生きていく自由もありますし、

入籍せずに事実婚もありになりました

法的にはまだ認められていないけれど、同性婚もいいと思います

結婚してもいいし、離婚も幸せになるための手段

人との出会い方も様々です

最近は、携帯一つで出会える時代になりました

マッチングアプリは若い人の手段で、いろんな人と出会えていいなあと思っていたら

既婚者マッチングサイト!などもあり、しかも50万人の登録者がいるんですね

もう、多様性と言ってしまえばそれまでですけど

なんでもありなんだなと思ってしまいます

平等などはありえない

てんびん

「オープンマリッジ」という言葉を初めて知りました

話題作りもあるのでしょう

欲望に正直に生きるのは、羨ましくもあります

男女関係なくお金持ちで、たくさんの異性とつながりたい人

つながる側は、キラキラした魔法にかかって、

その魔法と引き換えに、その他大勢のうちのひとりとなる

そういう需要と供給があるんでしょうね

ただ、自分の子どもに「オープンマリッジは自由でいいよね」って勧めるかな

そして愛に「平等」なんてあるのかな

この人にも10点、あの人にも10点、みんな一緒だよって無理じゃないかな

誰にでも優しくできるのは、誰一人にも本気で優しくなく

大勢を愛しているようで、結局、自分だけを愛しているように見えます

自分の子供でさえ、「平等に接しないと」と心がけるのに

人間は感情の生き物だから、完璧な平等はできないと思ってしまいます

せめて始まりはフェアでありたい

握手

終わりだけは確定の世界

だからこそ、始まりはフェアであってほしいと願います

お互いが一緒にいると決めたなら

その形をスタートさせる前に、ルールが大切

例えば、何かスポーツの試合を始めて、

途中で勝手に、相手の事情で、しかも相手優位にルールを替えられるのは

なんのためにそのスポーツを選んだかさえ、分からなくなってしまいます

別れるときに

さようなら

長く付き合っていたり、結婚していて

別の人に惹かれてしまうのは、人間ですしあると思います

スマホの功罪で、たくさんの人と知り合えるようにもなりましたし

スマホの画像や映像が決定打になる時代となりました

政治家や芸能人のニュースを見ながら、大変な時代になったなと思います

隠れて付き合うのも恋愛の醍醐味かもしれないけれど

それで深く傷つく人がいるなら、

さっさと次に行くほうがラクなのに

スッキリ素直に認めたほうがいいのに

ふたりで居るのに孤独を感じるなんて、拷問です

(お金の問題とかもあるのかな)

仕事でもそうですけど、

有事の際、特に別れるときにこそ、その人の人間性が現れますよね

ひとりの人生に寄り添う

革靴

同じ人と25年の結婚生活でした

「続いたからすごいでしょ」と言っているわけではありません

ひとりの男性の中に

頼もしさ、尊敬の念、少年のような可愛らしさ、

嘘やズルさ、裏切り、父親としての顔、色んな面を見る

ともに喜び、悲しみ、ときに本気で喧嘩する

愛されもしたけど傷つきもしたし、傷つけもした

25年それでも、まだまだ知らない部分があったでしょう

別れの悲しさがあったとしても、深く人間を知るために必要な時間でした

もう少し知りたかったなと思うわたしは、欲張りですね

 

 

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