おひとりさまが病気になった時1(卵巣腫瘍クリニック編)

病院 身体のこと

おひとりさまの体調不良

チョコレート嚢胞

女性の腹痛

ひとりになってから、職場の定期検診は義務でもありますので、変わらず受けていました

それとともにフォローしている病気がありました

チョコレート嚢腫です

40代後半から、右卵巣に2センチの卵巣嚢腫を指摘されていました

子宮頸がん検診のついでに卵巣も超音波で観察してもらっていました

閉経後、チョコレート嚢腫が悪性化する場合があることを知っていたからです

今回もまた大きさは変わらないんだろうな、と思って定期検診にいきました

すると、先生がなんだか慌てて超音波を念入りにしています

  • 昨年より約1センチ大きくなっている(直径3,3センチ)
  • 嚢腫の中になにかが見える
  • すぐにMRIのできるところを紹介するから行ってきて
  • すぐに予約を取るから

MRIを予約し、注意点や書類を次々と渡され帰宅しました

それからの1週間は気が気でなく、夫のことも思い出しこんな心境だったんだな、まったく気持ちがわかっていなかったなと申し訳ない気持ちになりました

そして1週間後、造影MRIをうけました

造影MRIの結果

MRI

MRIの次の日、結果説明に11時30分の予定でクリニックに行きましたが、

人がほとんどいなくなってから、最後にようやく呼ばれました

その時点で、悪いものなんだろうなと思っていました

「悪性化の可能性があるから大学病院に紹介するね」

要点はそこだったと思います

画像の説明もしてくれたのですが、まったく頭に入らず、「職場になんて言ったらいいんでしょうか?」「仕事は辞めたくないんです」

先生はしばらく静かに話を聞いて

「心配だろうけど、どこで治療をするかを決めるのが大事だから、今日家族と話し合って決めてまた明日来て」と言われ帰宅しました

おひとりさまの相談相手

医者の説明

家族と言っても両親は他県におり、90歳ちかくで心配はかけたくありません

兄、そして子どもにも電話で相談しました

そして治療する病院は、夫が亡くなった病院以外を選びました

4年に及ぶ療養生活で何度も外来や病棟に足を運び、時には救急車で運び、

もうその病院を見るだけで悲しい気持ちになり足がすくんでしまって入れないのです

(もちろんスタッフの皆さんには感謝しかありません)

自分一人でかかえない

クリニック

翌日にクリニックに行くと、先生は夫が亡くなった病院以外を調べてくれていました

クリニックから希望の病院に電話をかけてくれて、初診日が2週間後と決まりました

一晩おいたこと(眠れなかったけれど)、兄と子どもに相談したこと、そしてこれからの病院が決まったことで少しホッとしました

今思えば、2日に分けて、

クリニックの診療時間の一番最後に、時間をかけて病気説明をしてくれたこと、

先生から治療をする病院へ連絡をとってくれたことなど、

クリニックの先生も大切な相談相手でした

最後に、「患者さんの中で、元気になった人はいますか?」と聞いてしまいました(いるよ、と言うしかないですよね)

先生は明るく

「いるいる!あなたの場合、サイズが小さいし、がん(!)だとしても、なりたてってぽいしね!」

と言われて後にしました

歩いているうちに、もうクリニックでのフォローではなくなったんだな

長い治療の始まりです

そしてその足で直属の上司に手術の可能性が高いことを報告し、これからのことは一緒に考えようということになりました

上司もこれからの重要な相談相手であることを、報告して気が付きました(そこはもっと早く気がつこうよ)

ということで、病気に関しての相談相手

  • 子ども
  • 上司
  • 治療先の主治医、看護師さん
  • 手術の日時が決まってから同僚
  • 友人は元気になってから話す     と決めました

ここまでのお値段

コイン

忘備録として

  • 定期検診 4,770円
  • 造影MRI 9,670円
  • 結果説明 1,140円 390円(2回分、紹介状)
  • 交通費  840円

計 16,810円

おすすめ書籍

病気になるといろいろ検索しちゃいますよね

闘病ブログ、YouTube、いろいろありますけど、怖くなるものが多い中で、

これは!と思うのは1つでした

作者の方の気持ちもよくわかりますし、仕事復帰まで希望があるってこれからの療養に大切ですよね

巻末に主治医の監修も入っているので、おすすめです

元気になるシカ

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