おひとりさまが病気になった時 2(大学病院検査 各科特徴編)

CT 身体のこと

卵巣腫瘍疑い(検査編)

医者

産婦人科医の特徴

受付で紹介状を渡します

婦人科の前に座って大人しく待っていると、産科の赤ちゃんたちが前を通り「かわいいなあ」と眺めていました

番号で呼ばれて緊張し診察室に入ります

白髪の男性の先生で、穏やかな話し方で安心し、しばし談笑していると

持参したわたしの卵巣腫瘍の画像を見て、目つきは険しくなるのがわかります

画面をみたまま、計を測りながら「とにかく早い方が(手術)いい」と言われ

「入院調整を他の医師がします」と別室へ

担当の医師は華奢な女性で、静かな口調で同様に「早い方がいいですよ」とにっこり

「そんなに悪い状態なのかな」と不安になりますが、自覚症状は何もないので自分のこととは到底思えません

先生は、一番早い10日後(!)を押さえ、それから逆算するように

胃カメラと大腸カメラが必要なのでと、日程をとPHSを駆使して、消化器内科にねじ込んでいます

穏やかで静かな語り口ですが、押しは強く、人は見かけによらないなと内心驚きました
(わたしのためなんですけどね)

怒涛の検査めぐり

病院

「今日時間があるなら、できる検査はすべてやって帰った方があとがラクかも〜」
と軽い口調でにっこり

言葉にすると穏やかですが、圧がすごい

ということで、鬼のように検査を強引に入れられていきます(ありがたいんですよ)

麻酔科医の特徴

麻酔

次は至急、麻酔科の先生と会うことになりました

こちらも女性の若い先生ですが、いかにも頭の回転の良さそうな方です

画面を見ながら無駄のない質問に

これは無駄話や冗談は許されないやつだなと感じ取りました

こちらも返答は無駄なく的確に、言葉を瞬時に選んで簡潔に回答を心がけました

何かに似ているなと思ったら、昔のクイズ番組の「タイムアタック」です(笑)

食事をして我に帰る

ランチ

細々した検査や造影CTまで終えると16時すぎていました

そういえば何も食べてなかったな、と思い出し、

喫茶で、アボカドとエビのサンドイッチとコーヒーを頂く

食べながらもぼんやりしてしまい、まるで自分の手術のための検査をとは思えず、

他人ごとのような感覚がなかなか抜けませんでした(魂が抜けた感じ?)

食事を食べ終わって血糖値が上がったからか、ちょっとシャッキリしてきて、

数々の検査を抜け漏れなくやり終えたかをもう一度確認

放射線科の看護婦さんから帰宅のOKも出て会計を待つ間、

「そういえば職場に報告!」と思い、急いで上司に報告

胃カメラと大腸カメラの日を同僚に説明して休みをもらうためです

なんとか上司と同僚の許可を得てひと安心

消化器内科医の特徴

内視鏡

胃カメラは何度もしたことがありましたが、大腸カメラは初めてでした

あなたはしたことありますか?

まずは大腸内視鏡からです

朝6時(!)から腸の中をキレイにする飲み物をひたすら飲みます

排出物がキレイになったら12時から検査ができるようになります

モニターが大きい物があったので、じっと見るけど、自分の腸なのに初めて見るので不思議な感覚

鎮静剤は打ちませんでしたが、特別痛みもなく大腸と小腸の境目まで到達し、

そこから抜きながら観察していくスタイルらしいです

画像がきれいで、小腸の絨毛が見えた時は、生物学を思い出して少し感激し、先生に伝えると話が弾みます

その後も先生とあれこれ楽しく話していたら、

ほかの同僚の先生たちがどこからかひとりふたりやってきて、

明るい感じの雰囲気で検査は進んでいきます(術前検査なのに)

そのあと胃カメラも実況つきで明るく楽しそうに(?)やって、胃や大腸には問題なかったので一安心

胃カメラなど内視鏡を思いつき開発したのは、日本人だそう

いかにも、そうだろうなと納得

「内視鏡の先端が180度反転できるのが毎回やっててすごいなと感動するんだよ!」と楽しそう

語弊はあるかもですが、内視鏡はゲームに似ている感じですね

カメラはより鮮明に映像を映し出すし、モニターも大きく何台もあり、

プレイヤーも(医者)は何より内視鏡が好きな明るい方々

でも大腸カメラをしてから1週間くらいは調子が悪く

「なんでかな」と言ったら同僚が

「そりゃ、腸内細菌をぜーんぶ洗い流したからじゃないの?」と言われハッとしました

確かに下剤含めて4リットル近く飲んだんだった

その足でヤクルトを買いに行きました

この日のお会計

お金

  • 検査色々、造影CT 18,780円
  • 大腸カメラ他検査 5,670円
  • 胃カメラ他検査 9,770円

合計34,220円(検査だけでも案外しますね)

コメント